その朝、一番のお客様は彼が小学生の時に学校図書館で仲良くなったK君です。
この春には「大学に入学するためもうすぐ静岡を離れます」と報告に来てくれま
した。大人っぽくなったK君はにこにこして頼もしくまぶしく感じました。
ところが、今回ふらりとやってきたK君はあの時の様子と違い、悲しそうな
印象で、せっかく東京へ行き、意気揚々と大学生活を送ろうと思っていたが
コロナ禍。入学式もなく、行った2日後には静岡に戻り実家でリモート授業と
課題を受けるのみ。授業料も家賃も払ってもらっているのにやりたいと思った
ことが何ひとつできていない、というのです。
去年の夏休み冬休みに受験勉強に明け暮れたのも、親元を離れ、気の合う友人
と都会で自由に行動する自分を夢見ていたからでしょう。
同じ思いをしている学生さんが多くいることは報道などで知っていましたが、
いざ目の前で悩む大学生を見ると気の毒でなりません(>_<)
頑張れ!K君
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